「IELTSのライティング対策」はいつから始めるべきか?


 IELTS Writing Task 2は、約40分で250語以上書かねばなりません。これは、英語でのエッセイやレポートを書き慣れていない人にとっては、なかなか厳しい条件です。

 また、問題のタイプも幾つかある上、扱われるトピックも多岐に渡っています。それだけに、IELTSのライティングは、丸暗記が通用しない試験です。

 よって、IELTSのライティングで結果を出すには、相応のスキルを身に着ける必要があります。それは、一朝一夕に習得し得るものではありません。

 それだけに、IELTSを受験する場合、計画性をもって臨むことが、極めて重要だと言えます。

 過去には、「急遽、来月にIELTSを受けることになりまして」という方からのご相談を頂いたこともあります。

 「英語4技能のうち、特にライティングがヤバそうで・・・」とのこと。そして「どうにか対策をお願いしたい」とのことでした。

 もちろん、私どもでは、こういった方も受け入れますが、如何せん期間が限られていることから、やれることには限りがあります。

 特にライティングは、一問一答式ではないので、練習を多くこなさねばなりません。「書く」-「添削」-「書く」-「添削」・・・を繰り返す必要があります。

 これを何度も繰り返すことで、生徒さんは少しずつ感じをつかんでいきます。最初は150語ぐらいで終わってしまっていたのが、250語を何とか書けるようになります。

 また、語数を満たすことが安定してくると、凡ミスも減り、精度も上がっていきます。加えて、質(内容)も段々と良くなっていきます。

 Introduction(導入部)の書き出しの方法や、Bodyの論理展開の仕方など、「書き方」の指導はもちろん行います。

 しかし、中身については、問題のタイプやトピックに応じて、当然、変えていかねばなりません。

 よく、ライティングのサンプルを見て、それを丸暗記しようとする人がいます。そして試験本番、そのサンプルに近いトピックが出た時に、それを生かそうというものです。

 即興で250語も書く自信がない。だから、付け焼刃ではあるものの、どうにか丸暗記で急場を凌ごうと。

 そのお気持ちは、よくわかります。しかし、IELTSのライティングは、丸暗記が通用するほど、底の浅い試験ではありません。

 もちろん、IntroductionやConclusion(結論部)などで、ある程度、決まった表現はありますので、それらは丸暗記でもいいと思います。

 しかし、作文全体については、やはり自力でどうにかするしかありません。だからこそ、「豊富な練習量」を確保する必要があるのです。

 ですので、例えば、イギリスへの留学を検討されている場合、なるべく早い段階から「IELTS対策」をどうするか、考えておくべきだと思います。

 殊にライティングについては、早めの対策が必要です。冒頭でも述べたように、英語でのエッセイ(小論文)やレポートを書き慣れていない方は、特に。

 では、具体的に、いつから「IELTSのライティング対策」を始めるのが妥当なのでしょうか。

 現状の実力とrequirementとの差にもよりますので、一概には言えませんが、できれば受験する1年ぐらい前に開始するのが、良いのではないでしょうか。

 遅くとも半年前には始める。時間が多ければ多いほど、練習量を多く確保できるので、そのぶん有利です。

 そして、先にも申しましたように、「IELTSのライティング対策」で大事なのは、何度も、何度も書いて、それらを添削してもらい、またフィードバックをもらうことです。

 そして、それを改善につなげていく。そうして、段々と洗練された作文が書けるようになっていきます。

 「オンライン英語教室のUB English」の「IELTS対策」では、ライティングの添削および指導を「完全マンツーマン」で行っております。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 2020年12月12日[土]、拙著『IELTSライティングTask2・実践問題集<5日間トレーニング>』をAmazon Kindleにてリリース予定です。どうぞご利用下さい。