英検準2級二次試験の質疑応答(No.5)について


 英検準2級二次試験は、絵カードを見て行動を描写する「ナレーション」と、やや社会性のある話題について答える「質疑応答」の、2つのパートで構成されています。

 このうち「質疑応答」は、No.4とNo.5の2問です。その内訳は、No.4が「客観的な意見を述べるもの」、No.5が「受験者個人の習慣を答えるもの」です。

 このうち、No.4については、2020年10月26日のブログ(『英検準2級二次試験の質疑応答(No.4)について』)で、答え方などを詳しく書きましたので、ご参照下さい。

 今日(2020年11月1日)は、No.5「受験者個人の習慣を答えるもの」の答え方などについて、書いていきたいと思います。

 No.5は、やや社会性のある、世の中の身近な話題について、「あなたは~しますか?」といった質問がなされます。それに対して、YesかNoで答えます。

 そして、Yesと答えたら「Please tell me more.」(もう少し詳しく話して下さい)、Noと答えたら「Why not?」(何故、それをしないのですか?)と聞かれます。

 では、質問の例を見てみましょう。(例)Nowadays, many famous people like TV talents have their own online channels. Do you ever watch them?

 この質問の意味は、「昨今、テレビタレントなど多くの有名人がオンラインチャンネルを持っています。あなたはそれら(のチャンネル)を見ることがありますか?」です。

 このように、「Do you ever V?」(あなたはVすることがありますか?)や「Do you usually V?」(あなたは普段、Vしますか?)といった質問がなされます。

 これに対して、先にも述べたように、まずはYesかNoかを答えます。その後は、「I」を主語にして、自身の習慣や、その理由などを答えます。以下に、解答例を挙げます。

(例)Yes. → Please tell me more. → I want to know more about my favorite talent. I can watch his online channel anytime I want.

 この解答例の意味は、「私は好きなタレントについてもっと知りたいです。彼のオンラインチャンネルなら、見たい時にいつでも見られます」です。

 ここでは主に、オンラインチャンネルを見る理由を答えています。「好きなタレントのことをもっと知りたい」ということと「いつでも見られる」という2つの点を挙げています。

 テレビだと、テレビ局が組んだスケジュールに沿って番組が流れるので、自分の好きなタレントが、いつでも見たい時に見られる訳ではありません。

 その点、YouTubeなどのオンラインチャンネルなら、スマホでクリックするだけで、いつでも、好きなタレントの情報が得られます。

 この点が、オンラインチャンネルの最大のメリットの一つと言えます。このように、Yesと答えた場合は、理由として、その行為から得られるメリットを述べるといいでしょう。

 では次に、先の質問に対する「No」の解答例を見ていきましょう。「No」と答えて、「Why not?」と聞かれて、その理由を述べます。

(例)No. → Why not? → I have a lot of homework to do every day. I am too busy to watch online channels.

 この解答例の意味は、「私は毎日、しなくてはならない宿題がたくさんあります。忙し過ぎてオンラインチャンネルを見られません」です。

 「have a lot of homework」(宿題がたくさんある)や「too busy」(忙し過ぎる)など、オンラインチャンネルを見ない理由を具体的に述べています。

 特に、「homework」(宿題)や「busy」(忙しい)といった具体的な語句を出すことが重要です。

 このように、英検準2級二次試験の質疑応答(No.5)では、Yesであれ、Noであれ、具体的で、わかりやすい解答を心掛けましょう。

 解答例を見てもわかるように、決して難しい語彙や表現は使っていません。いずれも、英検準2級一次試験を合格した方であれば、知っている単語ばかりだと思います。

 また、センテンス(=文)も、さほど長くはありません。2センテンスで答えており、合計の語数は、Yes、Noとも18語です。

 英検準2級二次試験の質疑応答(No.5)では、2センテンスで答えることが基本で、語数は、2センテンス合わせて、だいたい14~19語です。

 また、先にも述べた通り、No.5は、受験者個人の習慣を問うものなので、2センテンスとも、「I」を主語にするのが基本です。

 こうしたことを頭に入れた上で、英検準2級二次試験の質疑応答(No.5)の練習に取り組んでみて下さい。

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