carryが持つ意外な意味とは


 レッスンで「carryってどういう意味ですか?」と尋ねると、多くの生徒さんが「運ぶ」と答えます。

 確かに、carryには「~を運ぶ」という意味があります。例えば、①This box is so heavy that I cannot carry it on my own.「この箱は重すぎて一人では運べない」など。

 しかし、「carry=運ぶ」という具合に、一単語一訳語式に覚えるのは少々危険です。と言うのも、carryには「運ぶ」以外の意味もあるからです。

 例えば、②This shop carries a wide variety of electric appliances. という文。この時のcarryは、果たしてどういう意味か。

 この文を日本語に訳すと、「このお店は豊富な家電製品を取り扱っている」となります。つまり、このcarryは「(商品)を取り扱う」という意味です。

 「(商品)を取り扱う」ということは、つまり「(商品)を販売する」ということなので、このcarryはsell「~を売る」の類義語です。

 TOEICでは、本文中に「(商品を)取り扱う」という意味のcarryがよく登場します。それを正解の選択肢でsellに言い換えることがあります。

 このように、carryには「~を運ぶ」だけでなく「(商品を)取り扱う」という意味もありますので、一単語一訳語式の丸暗記ではなく、第二義や第三義も覚える必要があります。

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