atとinの違い


 atとin。ともに場所を表す前置詞として用いられます。では、どう違うのか。

 atは、場所の一点を指します。例えば、人との待ち合わせ場所を決める際、Let’s meet at Tokyo Station.「東京駅で会いましょう」などと言います。このatは「東京駅で」の「で」に相当します。

 一方、inは、ある空間の中を指します。例えば、I live in Tokyo.「私は東京に住んでいます」。これは、東京という空間の中に住んでいる、ということです。

 では、先の「東京駅で会いましょう」と言う時に、atの代わりにinを使うとどうか。

 通常、待ち合わせ場所を決める際は、どこで会うかということなので、場所の一点を表すatを用います。

 そこを敢えてatではなくinを用いるとすれば、待ち合わせ場所が「東京駅構内」であることを強調することになります。

 確かに、東京駅と言ってもかなり広いですから、東京駅のどこで会うかを確認する必要があるかもしれません。

 例えば、「(東京駅の)八重洲口で」と言う場合は、at Yaesu exit (of Tokyo Station)となります。やはり、八重洲口という場所の一点を指すので、前置詞はatです。

 英語の授業をしていますと、atとinなど、微妙な違いを生徒にわかりやすく説明しなくてはならないことがよくあります。

 それには、まず教師自身が深く理解していることに加えて、わかりやすく説明するためのトレーニングが必要です。

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