英文エッセイのクオリティを上げる方法


 前項の『「英語が書けない!」とお悩みの方へ』でも述べたように、「書く」という行為は、あるテーマに対して自分なりに考え、意見を持ち、それを頭の中でまとめて、発信する、というものです。それは、「書く」という行為を繰り返すことで、磨かれていきます。

 ですので、「ライティング力」をアップさせるには、何よりもまず書くこと。これが、最も大事なことです。そして、「書くこと」に慣れてきたら、今度は、英文エッセイのクオリティを上げるための対策を講じましょう。

 具体的には、幾つかの制約を設けることです。例えば、ワード数の上限を設けたり、制限時間を設けたり、といったことです。そうした制限を設けることで、無駄が削がれ、文章そのものが、より洗練されたものになっていきます。

 例えば、私は本項を含め、毎日、ブログを書いているのですが、これにもちょっとした制約を設けています。それは、1項を「A4サイズ1枚に収める」というものです。ワード数で言うと、1000ワード前後です。

 何故、そうした制約を設けているのか。理由は大きく2つあります。一つは「読みやすさ」を維持するためです。最近の若い人たちは、「活字離れ」が進み、文字を読まなくなっています。最近のスマホユーザーは、記事を読むよりも、画像や動画を見る方が多いようです。

 そんな中、長いブログを書いても、きちんと読んではもらえません。読んでもらえないものは書いても仕方がありません。そこで、なるべく簡潔にまとめるために、分量の上限を設けたのです。それが「A4サイズ1枚」です。これなら1項を約2分で完読できます。

 もう一つの理由は、中身を濃くするためです。分量に制約を設けないと、項によっては、いくらでも長い文章を書いてしまうことがあります。長い文章は、往々にして無駄も多く含まれます。

 ですので、「A4サイズ1枚」を超える文章を書いてしまった場合は、制限内に収まるように、余剰分をカットします。そうすることで、無駄が削がれ、内容が凝縮されるので、中身の濃い文章になるのです(「えっ、これで?」と言わないでくださいね[笑])。

 「オンライン英語教室のUB English」の「英文ライティング添削」では、ただ書くだけでなく、英文エッセイのクオリティにこだわった、様々な対策を行っております。「もっと良い英文を書きたい!」という方、まずはお気軽にお問合せ下さい。