TOEICを何度受けてもスコアが上がらない方へ


 私共「オンライン英語教室のUB English」に「TOEIC対策」のことでご相談に来られる方の中に、「TOEICを何度も受けているが、スコアがちっとも上がらない」という悩みを抱えている方が結構おられます。何故、TOEICを何度受けてもスコアが上がらないのか。本項では、その考え得る理由を論じて参ります。

 まず、「何故、TOEICのスコアが上がらないのか」を考える前に、「どうなればTOEICのスコアが上がるのか」を考えてみましょう。それは、「知らなかったこと」が「知っている」に、「できなかったこと」が「できる」に変化した時です。つまり、その変化が起きていないうちは、何度TOEICを受験しても、結果は変わらないということです。

 このように申しますと、「いや、でも、TOEICの問題集もたくさん解いているし、TOEIC対策は結構やっている方だと思うんですけど」という方がおられます。確かに、「変化が起きない」=「何もやっていない」という訳ではありません。TOEIC対策はしっかりやっている。けれども、それが結果に反映されないことはあります。

 何故、そういうことが起こるかと言うと、TOEICは、カバーすべき項目が広域に渡っているからです。問題集を多く解くことで、それら広域に渡る項目に一通り触れることはできます。だからと言って、それぞれの項目の知識が定着しているとは限りません。

 TOEICの問題を多く解くことは、「TOEIC経験知」を高め、TOEICの出題パターンや言い換え表現などへの「慣れ」につながることから、決して無意味な訳ではありません。ただ、TOEICのスコアが停滞しているのであれば、問題集を多くこなすだけでは不十分です。問題を多く解くよりもむしろ、現状を正しく把握するための自己分析が重要です。どの項目で正答率が低いのかを知る必要があります。

 例えば、リーディングセクションのPart5や6の問題で、「品詞問題」の正答率が良くないのであれば、「品詞」に関する知識を高める必要があります。接尾辞(単語の語尾)を見て、品詞を識別できるようになること。加えて、どの品詞がどの品詞を修飾するのかといったことの知識を得ること。ここがあやふやな状態のまま、TOEICの受験を重ねても、「品詞問題」の正答率は上がりません。結果、「TOEICを何度受けてもスコアが上がらない」となってしまうのです。

 「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、生徒個々の状況を分析し、現状を正しく把握した上で、TOEIC対策を施します。そして「変化」を起こし、TOEICのスコアアップにつなげていきます。ご興味ある方、お気軽にお問合せ下さい。