英検準1級の熟語対策


 英検準1級の大問1は、合計25問あり、そのうち21問が単語で、4問が熟語です。つまり、圧倒的に単語の比率が高い、ということです。

 よって、英検準1級に臨むにあたり、何より優先すべきは単語です。まず、英検準1級の守備範囲の単語をしっかりと覚えることです。

 その上で、もし余裕があれば、熟語にも取り組む、と。ただ、熟語対策は正直、コスパが悪いです。と言うのは、熟語は範囲が広すぎるからです。

 その割に、出題数は、わずか4問。労力に見合うだけの価値があるとは思えません。それなら、単語を更に強化するか、別のパートの対策に取り組む方が得策と言えましょう。

 それでも敢えて熟語対策に取り組むとすれば、句動詞に絞ることです。句動詞とは、「動詞+前置詞」の二語からなる熟語です。

 英検準1級の大問1で問われる熟語は、ほぼ全て二語の句動詞です(*稀に三語の句動詞もあります)。ですので、二語熟語(句動詞)に絞って覚えるようにしましょう。

 仮に熟語が全く手つかずの状態だったとしても、どうにかなる場合もあります。英検準1級大問1に出題される熟語は、字面から何となく意味を類推できるものがあるからです。

 例えば、read off「~を読み上げる」だとか、push for「~を要求する」といったもの。readやpushが持つ意味から、何となく熟語の意味がイメージできますよね。

 以上のことから、英検準1級の熟語対策は、それほど重視しなくてもいい、ということが言えるかと思います。それよりも単語です。

 実際、私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「英検準1級対策」におきましても、熟語より単語を重視した対策を行っております。

 単語が覚えられず、英検準1級対策が進まない方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容などに関する詳しいご相談は「無料個別カウンセリング」にて承っております。

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