hardとhardlyの違い


 hardとhardly。ともに副詞で、綴りも似ていますが、意味と用法は大きく異なります。では、具体的にどう違うのか。

 hardは「懸命に、熱心に」という肯定的な意味であるのに対し、hardlyは「ほとんど~ない」という否定的な意味を持ちます。

 例えば、You always study English very hard.「君はいつも、すごく熱心に英語を勉強しているね。」という文。ここでのhard(副詞)はstudy(動詞)を修飾しています。

 こんな文、生徒さんに言ってみたいですが、実際にはYou should study English harder.「もっと一生懸命、英語を勉強した方がいいですよ」と言うことの方が多いですね(笑)。

 では、hardlyはどうか。例えば、The road construction is so noisy that I can hardly hear you.「道路工事がうるさくて、あなたの声がほとんど聞こえない」といった具合です。

 このように、hardlyは「否定語」として使います。また、助動詞canとの相性が良く、can hardly V「ほとんどVできない」と使うことが多いです。

 hardとhardly。一見、似ていますが、上述の通り、語義と使い方が大きく違います。ですので、この二つを混同しないよう、区別して覚えましょう。

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