nearとnearly。綴りは似てますが、意味や品詞および用法は異なります。以下に例文を挙げます。
①There is a drugstore near the train station.
「駅の近くにドラッグストアがある。」
②Nearly half of the students were absent from school today.
「ほぼ半数の生徒が今日、学校を休んでいた。」
①の例文を見ますと、nearの後に目的語となる名詞句(the train station)があるので、nearは「前置詞」だとわかります。
一方、②の例文を見ますと、文頭のnearlyは、直後の数詞half(半数)を修飾しているので「副詞」です。
nearはclose toと同じで「~の近くに」という意味の前置詞です。一方、nearlyはaboutやalmostと同じで「ほぼ、およそ」という意味の副詞です。
では、次の会話文をご覧下さい。カッコの中には、nearかnearlyのどちらが入るでしょうか?
A: Have you done the work, yet?
B: It is ( ) finished.
この会話文の意味は、A:「例の仕事、もう終わった?」、B:「だいたい終わったよ」です。つまり、カッコには「だいたい」という意味の言葉が入ります。
よって、正解はnearlyです。「だいたい」ということは、つまり「ほぼ」という意味で、be finished「終わっている」という意味の動詞を修飾する副詞です。
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