excitedとexcitingの使い分け


A: 来週、ハワイへ旅行に行くんですよね?

B: はい。とてもワクワクしています。

 「この会話文を英語にしましょう」という問題を、先日のレッスンで出したところ、生徒さんから、以下のような答えが返ってきました。

A: You are going on a trip to Hawaii next week, aren’t you?

B: Yes. I am very exciting.

 これ、一見何の問題もなさそうですよね。でも、実は間違っている箇所があるんです。さぁ、どこが間違っているか、わかりますか?

 Bの文にあるexcitingがまずいんです。これ、正しくはexcitedです。日本語訳を見ますと「ワクワクしている」なので、進行形(-ing形)かなと思いますよね。

 でも、ここは、過去分詞形(-ed形)にします。なぜか。それは、exciteが持つ意味にあります。

 exciteは「(人)をワクワクさせる」という意味の他動詞です。よって、Bの文の主語であるI(=私)は、ハワイ旅行によって、ワクワクさせられている側なんですね。

 だから、受け身になります。よって、「be動詞+一般動詞の過去分詞形」を使います。なので、I am very excited. となります。では、次の会話文はどうか。

A: ハワイ旅行はどうでしたか?

B: とてもワクワクするものでした。

 これを英語にすると、どうなるか。答えは、以下の通りです。

A: How was your trip to Hawaii?

B: It was very exciting.

 ここでは、excitingとなっています。これは、主語であるIt(=my trip to Hawaii「ハワイ旅行」)が、私をワクワクさせる側だからです。つまり、能動態です。且つ進行形なので、It was very exciting. となります。

 「オンライン英語教室のUB English」の「基本英文法」では、excitedとexcitingの使い分けなど、紛らわしい英語の文法項目をきちんと理解し、習得できるよう、指導経験豊富な日本人英語講師が「完全マンツーマン」&「完全オンライン」で指導いたします。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 なお、2021年11月27日(土)、Amazon Kindleにて『英文法を極めろ!<形容詞>』を発売します。どうぞご利用下さい!