「分詞」の正体


 英文法の勉強をしていると、「分詞」っていう言葉をよく目にしますが、「分詞ってそもそも何?」とお思いの方もおられるかと思います。

 分詞とは、大きく2通りあります。現在分詞と過去分詞です。現在分詞は動詞のing形、過去分詞は動詞の語尾に-ed(*規則変化動詞の場合)が付いたものです。

 分詞は動詞なのですが、形容詞的な働きをします。よって、その前後にある名詞を修飾します。以下に具体例を挙げます。

①(現在分詞)The woman talking with our teacher is Keiko’s mother.

②(過去分詞)The language spoken in Brazil is Portuguese.

 ①はtalkingが現在分詞で、直前の名詞womanを修飾しています。文意は「私たちの先生と話している女性は恵子のお母さんです」です。

 ②はspokenが過去分詞(*原形はspeak)で、直前の名詞languageを修飾しています。文意は「ブラジルで話されている言語はポルトガル語です」です。

 「話している(女性)」や「話されている(言語)」というように、動詞の形が変わって、形容詞的に働き、名詞を修飾しています。これが「分詞」の正体です。

 では、以下に例題を挙げます。

(例題)Those (     ) in the seminar should sign up for it as soon as possible.

(A) interest     (B) interested     (C) interesting     (D) interests

 この例題の文意は、「そのセミナーに興味のある人たちは、できるだけ早く登録した方がいい」です。

 文頭のThoseはPeopleと同じ意味で「人々」です。「人が何かに興味を持っている」という時、be interested in Nという形を使います。よって、正解は過去分詞形の(B) interested「興味のある~」です。

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