自動詞と間違えやすい他動詞


 英和辞典で動詞の意味を調べると、他動詞の場合、「~を」や「~に」、「~と」といった助詞が訳語に含まれています。

 例えば、2021年8月24日のブログで取り上げたdiscuss。これを辞書で調べると「~を話し合う」とあります。つまり、『discussの後には「~を」に相当する目的語が必要だよ』ということです。

 ただ、日本語で「話し合う」と言うと、「~について話し合う」と言うことが多いですよね。ということから、「~について」という意味の前置詞aboutをdiscussの後に付けたくなります。

 しかし、先にも述べたように、discussは他動詞なので、前置詞を置かず、直後に目的語(名詞)が続きます。つまり、「discuss about~」は不可、ということです。

 このように、自動詞と間違えやすい他動詞は、他にもあります。

 例えば、marry。これは「~と結婚する」という意味の他動詞です。訳語にもあるように、「~と」という助詞が既にmarryの中に含まれています。よって、「~と」に相当する前置詞withは不要です。

 例えば、「来月、JohnはKateと結婚する」を英語にすると、John will marry Kate next month. となります。「marry with Kate」ではなく、です。

 ただし、get marriedとなると自動詞になります。よって、その後に前置詞のto(*withではなく!)が必要になります(John will get married to Kate next month.)。

 この他、「~に入る」という意味のenterも、自動詞と間違えやすい他動詞です。「~に」や「~へ」という助詞の役割を担う前置詞toやin、intoなどをenterの後に置きたくなりますが、enterは他動詞なので、前置詞は不要。直後に目的語を置きます。

 例えば、Please take off your shoes when you enter the house.「家に入る時は靴を脱いで下さい」というように、enterの直後にthe houseという目的語を置いています。

 如何でしたか? 自動詞と他動詞の区別、なかなか難しいですよね。

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