中学英語に出てくる「現在分詞の後置修飾」とは?


 英文法の指導をしていますと、「現在分詞の後置修飾」という項目を教えることがあります。もしかすると、一般の方は、あまりなじみのない言葉かもしれません。

 では、「現在分詞の後置修飾」とは、どういったものか。以下の会話文をご覧下さい。

A: Which boy is Andrew?

B: The one wearing a baseball cap.

 この会話文の意味は、A:「どの男の子がアンドリュー?」、B:「野球帽をかぶっている男の子だよ」です。

 Bの文に登場するwearing。これが「現在分詞」で、意味は「~をかぶっている」です。このwearing。前のthe oneを修飾しています。ここでのoneはboyの代名詞です。

 日本語訳では「~をかぶっている男の子」という語順で、「~をかぶっている」が「男の子」よりも前に来ています。

 前から後ろの名詞を修飾しているので、これを「前置修飾」と言います。

 一方、英語は逆です。「the one wearing~」と、後ろから前の名詞を修飾しています。よって、これを「後置修飾」と言います。

 wearingは「現在分詞」。その「現在分詞」が後ろから前の名詞を修飾しているので、「現在分詞の後置修飾」という訳です。

 この文法用語は知らなくても、恐らくこの形は見たことがあるのではないでしょうか。実際、「現在分詞の後置修飾」は、中学英語に出てくる文法項目の一つです。

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