未来完了形の使い方


 「未来完了形」っていう言葉は聞いたことあるけど、実際にどんな時に使うのか、すぐにイメージできない方も多いのではないでしょうか。

 同じ完了形でも、「現在完了形」なら馴染みがあるのではないでしょうか。例えば、「私はこの会社に25年間勤めています」という文。

 これを英語にすると、I have worked for this company for 25 years. となります。have workedとあるので、「現在完了形」の文だとわかります。

 では、「私は来年で勤続25年になります」だとどうか。つまり、「私は来年でこの会社に25年間勤めたことになります」ということです。

 「来年」の話ですから、時制は「未来形」です。そして、「25年間勤めた」とあるので、「完了形」です。

 そう、この時こそ、「未来完了形」を使います! 英文にしますと、I will have worked for this company for 25 years next year. です。

 「未来の助動詞will+have+動詞の過去分詞形」。これが「未来完了形」の基本です。先の文は、まさにこの形に則っています。

 先に挙げた現在完了形の文(I have worked for this company for 25 years.)は、視点が「今」に置かれています。

 一方、未来完了形の文(I will have worked for this company for 25 years next year.)は、視点が「未来」に置かれています。

 その違いだけで、「25年間勤めた」という部分(have worked for 25 years)は同じです。

 ですので、「未来完了形」をイメージしにくい方は、まず「現在完了形」の文を作って、それを未来形にするといいのではないでしょうか。

 如何でしたか?「未来完了形」の使い方、少しはイメージできましたか?

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