助動詞wouldの使い方


 昨日のブログで、助動詞willの使い方を説明しましたが、そのwillの過去形はwouldです。今日は、このwouldの使い方をご案内します。

 I will attend the party tonight. という文。これは「私は今夜、パーティに出席する予定です」という意味です。

 これをKenという人が、今朝言っていたとします。それを第三者に伝える。つまり「今朝Kenに会った時、彼は今夜パーティに出席すると言っていた」という文を作ります。

 これを英語にすると、When I saw Ken this morning, he said he would attend the party tonight. となります。

 この時、元々の発言では、I will attend the party tonight. だったのが、he would attend the party tonight. となっています。

 何故なら、今を視点にすると「パーティに出席する予定だ」の「予定」は過去のことだからです。だからwillを過去形のwouldにするのです。これを「時制の一致」と言います。

 wouldはこの他、「提案」の意味でも使われます。例えば、Would you like some coffee?「コーヒー如何ですか?」など。

 他には、wouldは「仮定」の意味合いを含むことがあります。例えば、ある友人が転職すべきかどうかで迷っているとします。

 その際、I would change my jobs. とアドバイスする。これは「私なら転職します」という意味です。

 本来は、この前にIf I were you「もし私があなた(の立場)なら」という仮定法の節が含まれるはずですが、それを省略したものです。

 つまり、本来は、If I were you, I would change my jobs.「もし私があなた(の立場)なら転職します」という文ですが、前半の節を省略した、ということです。

 このように、助動詞wouldには「時制の一致」の他、「提案」や「仮定」など、多様な使い方があります。

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