中学英語では、willは「~するだろう」や「~するつもり」など、未来の予定を表す助動詞と習ったかと思います。
例えば、I will go on a business trip next week.「来週、出張に行く予定です」などです。文末にnext week「来週」など、未来の時を表す語句を伴います。
このように、「人」が主語に来た場合は、確かに「未来の予定」を表します。しかし、willの使い方は、これだけではないんです。
「物」など、無生物主語が来た時にもwillは使えます。例えば、The car won’t start.という文。won’tはwill notの短縮形です。意味は「車のエンジンがかからない」です。
このwillには「意志」の意味合いが含まれます。車が頑として発車しようとしない。そんなイメージです。もちろん車に意志はありませんが、擬人化する訳ですね。
元々、willには、名詞で「意志」という意味があります。その名詞の意味が助動詞にも反映されている、ということです。
この他、willは、人に何かをお願いする時にも使います。例えば、Will you come with me if you have any time?「もしお時間があれば、一緒に来て頂けませんか?」などです。
この時の「Will you~?」は「あなたは~するつもりですか?」ではなく、「~して頂けませんか?」という意味の依頼です。
このように、助動詞willには、「予定」の他、「意志」や「依頼」など、多様な働きがあります。
こうした助動詞の多様な使い方を、まずは頭で理解し、且つたくさん練習することで、助動詞を正しく使いこなせるようになります。
「オンライン英語教室のUB English」の「基本英文法」では、willなど、助動詞の使い方をマスターするためのトレーニングを「完全マンツーマン」で行っております。
ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。
なお、2021年6月19日(土)、Amazon Kindleにて『英文法を極めろ![助動詞]』(オンライン英語教室のUB English出版)を発売します。どうぞご利用下さい!