TOEICの問題を速く解く方法①(品詞問題)


 TOEICのリーディングパートは、とにかく時間がタイトで、Part7(読解問題)を最後まで解き切れずに終わってしまう受験者が少なくありません。

 そして、マークシートを「塗り絵」してしまう人が多いのです。「塗り絵」とは、最後の数問、解き切れなかった問題を適当にマークすることを言います。

 この「塗り絵」をしている限り、TOEICのスコアはなかなか思うようには伸びません。では、「塗り絵」をなくすには、どうすればいいのか。

 Part5の問題を解く時間をできるだけ短くしたいところです。Part5は30問ありますが、10分で乗り切るのが理想です。

 つまり、「Part5は1問平均20秒ペースで解いていく」ということです。これを実現するには、全ての問題を詳しく読んで解く暇はありません。

 解く上で必要な箇所だけを見て解く。逆に、不要な情報は読まないようにする。これを徹底することです。

 では、どうやってそれをするのか。以下に例題を挙げます。

(例題)

are ——- out of stock, so

(A) currencies   (B) currency   (C) current   (D) currently

 これは、TOEIC・Part5の問題の一部分を切り取ったものです。選択肢を見ますと、「品詞」を問う問題だとわかります。さて、空所には何が入るか。

 空所の前にはbe動詞のare、後ろにはbe動詞の補語となるout of stock「在庫切れで」(形容詞)があります。

 ~are out of stock, so・・・. これで「~が在庫切れなので・・・」という意味になります。つまり、空所に入る語句がなくても文が成立する、ということです。

 ということは、空所に入る品詞は「副詞」です。よって、正解は(D) currently「現在は」です。

 「~are currently out of stock, so・・・」で「~は現在、在庫切れなので・・・」という意味になります。他の選択肢を見ますと、(A)と(B)は名詞、(C)は形容詞です。

 この問題。本来は、areの前に主語があり、so(接続詞)の後には節が続くはずです。しかし、この問題を解く上で、「~」と「・・・」の箇所は不要な情報です。

 よって、そこは無視して解く。それにより、時間を節約します。こうして、Part5の問題は、1問平均20秒で解き進めていきます。

 そうすれば、Part7により多くの時間を割くことができるようになります。それにより、「塗り絵」の数が減り、TOEICのスコアがアップする確率が高くなります。

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