就職や転職、進学等で、どうしてもTOEICのスコアが必要という方がいます。実際、私の生徒さんにも、そういった方がおられます。
その場合は、当然、TOEICを頑張るべきですし、私も英語講師として、生徒さんのTOEICのスコアがアップするよう、全力でサポート致します。
一方、特にそういった理由ではなく、英語を学ぶきっかけ作りとして、TOEICの受験を検討する方がおられます。
もちろん、それもありだと思います。ただ、私個人的には「それなら英検の方がいいのでは」と思います。
なぜ、TOEICではなく英検なのか。これについては、様々な理由がありますが、一つは、「英語の総合力」を伸ばすのに、英検の方が適しているという点が挙げられます。
「英語の総合力」を伸ばす。つまりは、英語4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)に加えて、語彙や文法も磨く、ということです。
それが、TOEICよりも英検の方がしやすい、ということです。これは、試験の構成に違いがあるからです。
世間一般に通じる、いわゆるTOEICとは、TOEIC Listening & Reading Testを指しています。つまり、TOEICは「聞く」、「読む」の2技能を問う試験だということです。
一方、英検は、一次試験で「読む」、「書く」、「聞く」の技能を、二次試験で「話す」の技能を、それぞれ問います。つまり、英検は、英語4技能を問う試験だということです。
もっとも、TOEICにも、TOEIC Speaking & Writing Testという「話す」、「書く」の2技能を問う試験も別途あります。
つまり、TOEICで英語4技能の能力を図るには、2つの異なる試験に申し込んで、受験する必要がある、ということです。
英検は、英語4技能に加えて、語彙力を重視する試験でもあります。よって、英検に臨むにあたり、語彙対策は不可欠です。
また、文法力を問う問題も、語彙問題(大問1)に一部含まれていることに加えて、ライティング(作文)で、文法力が必要になります。
つまり、英検対策を通じて、「英語4技能+語彙・文法」という「英語の総合力」を伸ばすことができる、ということです。
だからこそ、「就職(転職含む)や進学等のために英語を学ぶ」というのではない大人の英語学習者の方には、TOEICよりもむしろ英検を薦めるのです。
「なるほど、英検も悪くないな。でも、具体的にどう取り組めばいいのか」と疑問をお持ちの方、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
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