TOEFL ITP Section 2(間違い探し)対策④(時制)


 TOEFL ITP Section 2の「間違い探し」では、色んなタイプの問題が出ますが、中でもよく問われる文法項目が幾つかあります。まずは、以下の例題をご覧下さい。

(例題)The(A) number of overseas(B) students had decreased(C) significantly over the past year due to(D) the spread of a new coronavirus.

 この文の意味は、「新型コロナウイルスの蔓延のため、過去1年間で、留学生の数が大幅に減った」です。

 まず、この文の構造を確認しましょう。主語はThe number of overseas students「留学生の数」、動詞はhad decreased「減った」(過去完了形)です。

 時制のヒントは、動詞よりも後にある時を表す語句です。ここでは、over the past year「過去1年間で」です。

 「過去1年間」ということは、1年前から今までの間を指します。このように、過去から現在に及ぶ期間の動作を表す時は、「現在完了形」(have + Vpp)を用います。

 よって、動詞はhad decreasedではなくhas decreasedにする必要があります。従って、正解(=間違い)は(C)です。尚、主語のThe number of Ns「Nの数」は、単数扱いです。

 「over the past N」(過去Nの間)は、現在完了形(have + Vpp)と相性の良い語句です。ここでのoverはforと同じで、「期間」を表す前置詞です。

 このように、「時制」を問う問題は、TOEFL ITP Section 2の「間違い探し」では、よく出ますので、きちんとマスターしたい文法項目の一つです。

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