TOEFL ITP Section 2(間違い探し)対策③(時制の一致)


 TOEFL ITP Section 2(間違い探し)で狙われやすい文法項目がいくつかあります。まずは、以下の例題をご覧下さい。

(例題)The site supervisor said that the construction work across(A) the street will be completed(B) at latest(C) by(D) the end of the year.

 この文の意味は、「通りを隔てて向かい側の工事は、遅くとも年末までには終わる予定だと、現場監督が言っていた」です。

 「遅くとも」に相当するのが、(C) at latestです。これは、最上級ですが、副詞的に使っているので、定冠詞のtheは省略できます。よって、(C)は正しい(=不正解)。

 「遅くとも」の後、「年末までに」とあります。この「~までに」に相当するのが、前置詞のbyです。このbyは「期限」を表します。よって、(D)も正しい(=不正解)。

 訳文の冒頭に「通りを隔てて向かいの」とありますが、これに相当するのが、across the streetです。

 acrossは「~の向かい側の」という意味を持つ前置詞です。よって、(A)も正しい(=不正解)。

 この文の主節の動詞はsaid(過去形)です。よって、従節(that以下)の時制も過去形にする必要があります。これを「時制の一致」と呼びます。

 従って、(B) will be completedのwillを過去形のwouldに変える必要があります。よって、正解は(B)です。

 今回、主節の動詞(said)と従節の動詞(will be completed)の間に幾つかの語句があり、少し離れているので、「時制の一致」に気づきにくかったかもしれません。

 ただ、「時制の一致」は、TOEFL ITP Section 2の「間違い探し」にはよく出ますので、しっかりと学んでおきたい文法項目の一つです。

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