TOEFL ITP Section 2(間違い探し)対策②(冠詞の使い方)


 TOEFL ITPの多くの受験者が苦手とするSection 2の「間違い探し」では、様々な文法項目の正しい知識が問われます。

 では、具体的にどんな問題が出るのか? まずは、例題をご覧ください。

 (例題)Dr. Roberts, who(A) is a professor of European literature, often gives(B) us an(C) useful tip on how to write a(D) paper better.

 この文の意味は、「ヨーロッパ文学の教授であるRoberts先生は、よく、論文のより良い書き方についての役立つヒントを私たちに与えてくれる」です。

 まず、(A)の「,who」は、先行詞Dr. Robertsを指す関係代名詞です。固有名詞を修飾する場合、who以下は「追加情報」なので非制限用法です。なので、正しい(=不正解)。

 次に、(B) gives。前に頻度を表す副詞oftenがあるので、時制は現在単純形。主語Dr. Robertsは「個人」なので単数。よって、三単現のsが付いたgivesは正しい(=不正解)。

 さぁ、残り2つは、いずれも「冠詞」です。後ろの名詞tip「ヒント」とpaper「論文」は、共に可算名詞の単数形なので、前に不定冠詞が必要です。

 但し、tipの前の形容詞usefulは、綴りこそuから始まりますが、音は/ju/「ユ」。つまり、頭音が子音なので、前の冠詞はanではなくa。よって、(C)が正解(=間違い)です。

 ちなみに、paperは「紙」という意味では不可算名詞です。今回は、前の動詞write「~を書く」の目的語となっているので、このpaperは「論文」(可算名詞)です。

 如何でしたか?冠詞の使い方、一見、単純そうですが、なかなか奥が深くて、難しいですよね。

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