英検３級二次試験の質疑応答（No.4&5）では、受験者の好みや習慣、経験などを尋ねる質問が多く出されます。
例えば、No.4（疑問詞疑問文）であれば、What do you like to do in summer?「夏は何をするのが好きですか？」といった質問が考えられます。
この他、No.5（Yes/No疑問文）であれば、Do you like to play sports?「スポーツをするのが好きですか？」といった質問が想定されます。
では、これらの質問に、どう答えればいいのか。以下に解答例を挙げます。尚、以下の会話では、Aを試験官、Bを受験者とします。
＜No.4＞
A: What do you like to do in summer?「夏は何をするのが好きですか？」
B: I like to go swimming.「泳ぎに行くのが好きです」。
＜No.5＞
A: Do you like to play sports? スポーツをするのが好きですか？」
B: Yes.「はい」。
A: Please tell me more.「もう少し詳しく話して下さい」。
B: I like to play tennis.「私はテニスをするのが好きです」。
さて、この２つの解答例をご覧になって、多く使われている文法項目に気が付きましたか？
それは、不定詞（to＋動詞の原形）です。likeの後、to do, to go, to playと、不定詞が続いていますね。この不定詞、中学英語では必須の文法項目の一つです。
英検３級は「中学卒業レベル」とされていることもあり、中学英語で習う文法項目を如何に使いこなせるかが、英検３級二次試験の質疑応答（No.4&5）のポイントとなります。
もっとも、likeについては、不定詞だけでなく、動名詞（動詞のing形）を目的語にとることもできる動詞です。
ですので、例えば「テニスをするのが好きです」であれば、I like playing tennis.とすることもできます。
ただ、今回のように、質問で不定詞が使われている場合、それに対しては、やはり不定詞で答えるのが妥当と言えましょう。
英検３級二次試験の質疑応答対策として、中学英語の文法項目を改めて見直し、今日取り上げた不定詞などをうまく使いこなせるよう、トレーニングすることをお薦めします。
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