TOEICによく出る英単語(charge②)


 昨日のブログで、chargeという英単語は、「suicaやpasmoにお金をチャージする」の「チャージ」ではなく、それ以外の意味で使われることの多い多義語だと述べました。

 また、殊、TOEICにおいては、chargeは「責任」や「管理」といった意味で使われることが多いと述べました。

 例えば、He is in charge of personnel matters.「彼は人事の責任者である」といった使い方です。この「be in charge of」は「~の責任者である」という意味です。

 この他、TOEICでは、「(サービスに対する)料金」という意味の名詞で、chargeが使われることもよくあります。

 例えば、TOEICリスニングPart3の会話文では、次のような使われ方をします。尚、ここでは、Aが男性、Bが女性とします。

A: I’m wondering where I can have breakfast during the business trip next week.

B: Well, the hotel I’ve booked for you serves all-you-can-eat breakfast free of charge.

 この会話文の意味は、A:「来週の出張の間、どこで朝食を摂れますかね」、B:「えっと、私があなたのために予約したホテルは、バイキング式の朝食を無料で提供しています」です。

 そして、この会話に対しての問題は、どういったものが出題されるか。考え得る問題は以下の通りです。

Q: What does the woman say about the hotel?

「女性は、ホテルについて何と言っているか?」

 そして、この質問の正答の選択肢は、こんな感じです。

A: A complimentary meal is provided.

 この文の意味は、「無料の朝食が提供される」です。これは、先の会話文のBの発言を言い換えたものです。では、どう言い換えているかを見てみましょう。

 まず、breakfast「朝食」をmeal「食事」に、言い換えています。TOEICでは、このように、「狭い語句」を「広い語句」に言い換えることが多いです。

 meal「食事」は、breakfast「朝食」、lunch「昼食」、dinner「夕食」を含む「広い語句」です。一方、breakfastは、「朝」に限定した「狭い語句」です。

 本文中で、「狭い語句」を使用し、それを選択肢で「広い語句」に言い換えるということが、TOEICでは頻繁に見られます。

 次に、free of charge「無料で」(副詞)。これをcomplimentary「無料の」(形容詞)に言い換えています。

 更に、serve「(食事など)を出す」という意味の動詞を、選択肢ではprovide「~を提供する」に言い換えています。

 これらの「言い換え」を以下にまとめます。

①breakfast「朝食」 → meal「食事」

②free of charge「無料で」 → complimentary「無料の」

③serve「~を出す」 → provide「~を提供する」

 この中で、特に重要なのは②です。ここでのchargeは「(サービスに対する)料金」という意味の名詞です。

 そして、その前に付いている「free of」は「~なし」という意味です。つまり、free of chargeは「料金なし」=「無料」ということになります。

 加えて、complimentaryが「無料の」という意味の形容詞であることを知っておく必要があります。そうでないと、正答の選択肢を即座に選ぶことができません。

 TOEIC(とりわけPart3、4、7)では、こうした「言い換え」に、瞬時に気付くかどうかが、スコアアップのカギを握ります。

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