英検準2級ライティングテストで良い評価を得るための構成の基本とは?


 英検準2級ライティングテストでは、主に3つの項目が評価対象となります。その3つとは、①内容面、②構成面、③言語面(語彙+文法)です。本項では、このうち、②の構成面について、論じてみたいと思います。

 英検準2級ライティングテストで問われるTOPICは、「Do you think it is good for N to V?」(NにとってVするのは良いことだと思いますか?)といった類のものが多いです。これに対して、YesかNoかを決め、その理由を述べていく、というものです。

 この時の「構成の基本」は、次の3つのステップを踏むことです。その「3つのステップ」とは、①スタンスの表明(Thesis statement)、②理由(Topic sentence)、③それをサポートする具体例(Supporting sentence)です。

 例えば、TOPICが「Do you think it is good for us to read many kinds of books?」(我々にとって、多くの種類の本を読むのは、良いことだと思いますか?)だとします。この問いに対して、「Yes」で回答していくとします。次に「3つのステップ」を挙げます。

①I think it is good for us to read many kinds of books. ②First, we can learn about a lot of things by reading various kinds of books. ③For example, if we read a book about business, maybe we can have some ideas on how to make money.

 意味は「①多くの種類の本を読むことは、我々にとって良いことだと思います。②第一に、我々は様々な種類の本を読むことで、多くのことについて学べます。③例えば、ビジネスに関する本を読めば、お金を稼ぎ方についてのアイデアを得られるかもしれません。」です。

 英検準2級ライティングテストでは、2つの理由を挙げなくてはなりません。よって、もう一つ、理由を述べる段落を作る必要があります。そこで、Second「第二に」からの文を挙げ、その後に、それをサポートする具体例を挙げます。

 そして、最後に結論(Conclusion)を述べ、エッセイを締めくくります。例えば、「For these reasons, we should read a large number of books.」(これらの理由から、我々は多くの本を読むべきです)といった具合に。

 こうした「構成の基本」を抑えた上で、自分の意見を述べる。これが、英検準2級ライティングテストで、良い評価を得る要諦です。このことを意識し、試験日まで、ライティングの練習に励みましょう!

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