TOEIC満点(990点)を狙う方にお薦めの「Part7の解き方&練習法」


 TOEIC・Part7の読解問題の解き方は、初心者であれ、上級者であれ、基本は同じです。質問文を見て、その中に含まれるキーワードを本文中から探し、答えの在処を見つける。そして、言い換え表現に意識を払いながら、選択肢と照合する、というものです。

 何故、このような解き方をするかと言うと、解答の時間効率を高めるためです。つまり、できるだけ無駄な箇所は読まずに正答を見つけるのが狙いだということです。これは、TOEICが「時間がタイトな試験」であることを意識したものです。

 TOEIC受験者の多くが、リーディングセクションの問題を最後まで解き切れずに終わってしまいます。いわゆる「塗り絵」(マークシートをテキトーに塗りつぶす行為)をしてしまうのです。

 その「塗り絵」を減らすための施策として、先に挙げた解き方を推奨しています。ただ、TOEIC満点を狙う方は、この解き方だけだと、やや危険です。何故なら、見落としによる誤答の可能性があるからです。

 「質問文を先読みし、答えの在処だけを探す解き方」。これは、先にも述べたように、不要な箇所は極力読まないようにする、というものです。それによって、時間の短縮を図り、できるだけ多くの問題を解けるようにすることが、この解き方の真の狙いです。

 TOEICで、必ずしも満点を獲る必要のない方であれば、この解き方で、仮に数問落としたとしても、「塗り絵」を減らすことができれば、トータルの正答数が増えると思われます。ですので、この解き方のほうが得策だと考えます。

 しかし、殊、TOEIC満点を狙うとなると、わずか1~2問の誤答も許されないので、この解き方だけで進めるのは、ちょっとリスキーです。では、どうすればいいのか。

 全文に目を通して、文章の主旨をつかむことです。但し、それをしても、10~15分程度、時間が余るようにすることです。つまり、本文の早読みが重要だということです。

 サーっと目を通して、主旨をとれるようにする。この時、一言一句、訳読をするなど、「精読」の必要はありません。繰り返しますが、あくまでも「主旨をつかむこと」が目的です。

 そうすることで、ちょっとした見落としによる誤答を防ぎやすくなります。「慎重に、それでいて手際よく」行うことがポイントです。

 英語の長文をサーっと読み、主旨をつかむ。TOEIC満点を目指している方は、この練習を増やすことをお薦めします。

 この練習のためのマテリアル(素材)としては、やはりTOEICの練習問題、とりわけPart7の問題が一番いいでしょう。

 この他、英検2級や準1級の過去問や予想問題集に載っている読解問題を活用するのも一手です。他には、ビジネス英語(英会話)のテキストや、各種パンフレット(英語版)なども活用できます。是非一度、お試し下さい。

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