TOEICで答えを選ぶのに迷った時の対処法


 TOEICのテスト本番は、矢継ぎ早に問題を解いていかねばなりません。リスニングでは、次々と問題が流れてきますし、リーディングも素早く解き進めないと、最後の問題まで辿り着けずに終わってしまいます。

 ですので、問題を解く時は、4つの選択肢を見て、素早く答えを選びたいものです。しかし、実際には、答えを選ぶのに、迷ってしまうこと、ありますよね。こんな時、どうすればいいのか。本項では、この点を論じてみたいと思います。

 そもそも、何故、答えを選ぶのに迷うのか。例えば、リスニング(特にPart3、4)において、会話やパッセージの内容は、概ね聞き取れたとします。それなのに、答えを選ぶのに迷ってしまうことがある。

 何故、こうしたことが起きるかと言うと、選択肢の中に「未知語」が含まれている可能性があるからです。つまり、選択肢に知らない単語が含まれていることから、選択肢の意味を正しく取れていない、ということです。

 意味がぼんやりとした選択肢は、選びたくない。そうした心理が受験者には働きます。そんな時、どういった行動をとるかと言うと、明確な根拠はなくても、意味がはっきりとわかる選択肢を選ぼうとするのです。

 もちろん、はっきりと「これは違う!」と思える選択肢は迷わず消去できます。ほとんどの問題に、消せる選択肢が1~2個、含まれています。ですので、4択問題でありながら、実質2択というケースが少なくない、ということです。

 実際、TOEICの問題を解く時に、テスト本番であれ、模擬試験であれ、答えを選ぶのに迷うことがあると思いますが、ほとんどの場合、4つの選択肢のうちの2つで迷うのではないでしょうか?

 例えば、AとBは明らかに違うので、真っ先に消去。残りはCとD。このうちCは、はっきりと意味は取れるけれども、正解と言えるだけの根拠がはっきりしないもの。一方Dは、馴染みの薄い単語を含んでいるので、意味がはっきりしないもの。

 こういった時に、迷いが生じます。ただ、TOEICは、ご承知の通り、時間が非常にタイトな試験で、とりわけリスニング問題は、次々と進んで行ってしまうので、いつまでも迷う訳にはいきません。

 そうした時に、瞬時の判断で選ぶのは、たいていCの方です。つまり、根拠がはっきりしていなくても、意味がわかる方を選ぶ傾向にある、ということです。これは、私が実際に「TOEIC対策」の授業を受け持っている時の、多くの生徒の動向から言えることです。

 しかし、こういったケースで、正解は、たいていDの方です。つまり、選択肢に知らない単語があるので、意味がはっきり取れないものが正解だということです。逆に言うと、Cのように、正答の根拠がはっきりしない選択肢は、間違いの可能性が高いということです。

 選択肢の意味がはっきりと取れるもので、なおかつ、それが正解の選択肢だとすれば、すぐに「これだ!」と言って選べるはずなのです。それができないということは、間違いだと言って差し支えありません。

 ですので、①「正解かもしれないけど、知らない単語があるために、はっきりと意味が取れない選択肢」と、②「明確な根拠はないものの、はっきりと意味が取れる選択肢」の、2つで迷った時は、①を選ぶようにしましょう。その方が、正答の確率が高いと言えます。

 もちろん、全ての選択肢の意味を理解できるよう、語彙力を高めることが理想です。とはいえ、TOEICのテスト本番では、どうしても未知語を含んだ選択肢が出てきて、迷ってしまうことがあるものです。

 そうした時に、どう対処すべきか。「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、語彙や文法などの知識を授けることに加えて、TOEICテスト本番での急場を凌ぐ術についても、触れるようにしています。

 それにより、TOEICテスト本番で、一つでも、二つでも、正答できる問題を増やせるよう、サポート致しております。ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。