TOEIC・Part3、4の正答数が伸びない原因と対策


 TOEICの問題集をたくさん購入し、問題を解いてはいるけれども、なかなか思うようにスコアが伸びない。特に、リスニングのPart3(会話文)とPart4(説明文)の正答数がなかなか伸びない。

 TOEICのテスト本番で、Part3、4の会話やパッセージの内容は、まずまず聞き取れた。それでも、結果が届くと、リスニングのスコアが思ったほど伸びていない。試験中の手応えとは、裏腹の結果が出ることがあります。

 こんな時、多くの学習者が「内容をきちんと聞き取れていないからではないか」と、リスニング力を疑う傾向にあります。もちろん、聞き取りそのものに問題があるケースもありますが、そうでない場合も往々にしてあります。

 「そうでない場合」というのは、「内容は概ね聞き取ってはいるものの、正答の選択肢を選べていない」というものです。では、何故、正答の選択肢を選べていないかと言うと、選択肢の中に「未知語」(=意味を知らない単語)が含まれているからです。

 選択肢に未知語が含まれていると、選択肢の意味を正確につかめない確率が高くなります。そうすると、その選択肢は回避しようという心理が働きます。よって、「これが正解だ!」という明確な根拠がないにもかかわらず、「意味がわかる選択肢」を選ぼうとします。

 こういった状況に陥った時の選択肢の選び方については、『TOEICで答えを選ぶのに迷った時の対処法』の項で詳しく述べましたが、あくまでもそれは急場を凌ぐための苦肉の策であり、理想的な解き方ではありません。

 理想はやはり、4つの選択肢の意味を全て正確に取れるようになることです。そうすれば、迷う機会が減り、自信を持って正答の選択肢を選べる問題が増えます。同時に、TOEICのスコアもアップするはずです。

 選択肢の意味が全て正確に取れるようになること。これが、TOEIC(とりわけ、一瞬での判断が求められるリスニングのPart3、4)の正答数を増やす要諦と言えます。それには、語彙力の強化が欠かせません。

 ですので、TOEICの問題集に取り組む時は、ただ問題を解いて、丸付けをして終わりにするのではなく、問題を解き終えた後に、スクリプトや本文を精読し、知らなかった単語を丁寧に拾いましょう。そして、辞書で意味と用法をきちんと確認するようにしましょう。

 また、とりわけPart3、4においては、問題を解いた後、質問文や選択肢にも目を通し、「未知語」がある場合は、その意味をきちんと確認するようにしましょう。質問文は、幾つかのパターンがありますので、それらを覚えてしまいたいところです。

 こうした地道な努力が、TOEICのスコアアップには欠かせません。とはいえ、問題集で出てきた未知語の意味を片っ端から調べるというのは、非常に時間がかかる作業で、学習効率という観点では、必ずしも良いとは言えません。

 TOEICで首尾よく結果を出すには、やはりTOEICによく出題されるものや、問題として狙われやすいものを、優先的に抑えていく必要があります。知らない単語のうち、優先度の高いものはどれか。その判断が、一般の学習者にはつきにくいかもしれません。

 だからこそ、私共のようなTOEICに精通した「その筋のプロ」を頼って頂ければと思います。「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、TOEICで狙われやすいものを重点的に指導し、効率良く学んで頂けるよう、サポート致しております。

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