ライティングテスト対策(3)<「アイデア出し」のコツ>


 日本人英語学習者の多くが、文法の習得と語彙の増強に力を注いでいます。これらは、英語力を引き上げる上で、不可欠であることは言うまでもありません。ライティングテストにおいても、文法力と語彙力は当然、必須です。

 しかし、ライティングテストで結果を出すには、そうした「英語力」の強化だけでは不十分です。いくら高い英語力があっても、アイデアが浮かばなければ、書きようがありません。だからこそ、「アイデア出し」のコツをつかむことが重要なのです。

 では、「アイデア出し」のコツとは、具体的にはどういうものか。幾つかありますが、一つは、「問われているテーマを身近なものに置き換えて考える」というものです。これは、私が「英文ライティング添削」の授業を受けている生徒さんによく言うことです。

 例えば、お題が「Do you think that Japan is doing enough to protect the environment?」(日本は、環境保護に十分取り組んでいると思いますか?)というものだとします。

 このお題のメインテーマは「the environment(環境)」です。ライティングテストでは、問われやすいテーマの一つで、様々な角度から切り込めそうです。つまり、この「環境」という単語は、「ビッグワード」だということです。

 こうした「ビッグワード」は、話題を広げやすいというプラスの側面がある一方で、絞り辛いという難点もあります。つまり、話が具体性を欠き、読む側へのインパクトが弱いエッセイになりがちだということです。

 ですので、先にも述べたように、できるだけ身近なものに置き換えて考えた方がいいでしょう。例えば、「買い物」を念頭に置き、プラスチックごみを減らすために、ビニール袋の値段をもっと高くした方がいいとか、政府がエコバッグを国民に無料配布すべきだとか。

 この他、「テクノロジー」もライティングテストで問われやすいテーマの一つです。この「テクノロジー」もやはり「ビッグワード」なので、身近なものに置き換える。例えば「スマホ」。これなら、普段使っているものなので、具体的なことが書きやすくなるでしょう。

 「オンライン英語教室のUB English」の「英文ライティング添削」では、こうした「アイデア出し」のコツをお教えし、ライティングテストで筆が止まってしまわないよう、サポート致します。ライティングでアイデアが出せないとお困りの方、お気軽にお問合せ下さい。レッスン内容に関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。