hardとhardlyの違い


 レッスンをしていますと、hardとhardlyを混同する生徒さんが結構います。皆さんはこの2つの違いをおわかりですか?以下に例文を挙げます。

A: The tennis final will be held tomorrow.

B: Yeah. I can hardly wait.

A: 明日、テニスの決勝戦が行われるね。

B: そうだね。待ちきれないよ。

 Bの文で使われているhardlyは「ほとんど~ない」という意味の否定語です。例文のように、助動詞can(またはcould)と共に使われることが多い副詞です。

 語順は、助動詞(can)と動詞(原形)の間に置きます。実際、例文でもcan hardly waitという語順になっています。

 綴りこそhardと似ていますが、意味は大きく異なります。hardは「懸命に」という意味の副詞で、study hard「懸命に勉強する」やwork hard「懸命に働く」などと用います。

 通常、形容詞の語尾に「-ly」を付けたものが副詞ですが、hardとhardlyはその関係にはなく、意味を区別して覚える必要があります。

 hardly「ほとんど~ない」は上記の例文のように、TOEIC Listening Part2によく登場します。TOEICを受験する方は、hardlyの意味と用法をしっかりと覚えておきましょう。

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