値下げをやんわりと断る英語表現


 昨今、訪日外国人観光客が増えています。それにより「自分のお店にも外国人のお客様がお見えになる機会が増えた」という方が少なくないようです。

 海外では買い物をする際、値切るのが当たり前というところもあり、その調子で、日本で買い物をする時にも、値切ろうとする外国人のお客様がいるようです。

 でも、日本では、適正価格で販売しているお店が大半なので、そうそう値切り交渉に応じる訳にはいきません。

 では、外国人のお客様が値切ってきた時、英語でどのように応じればいいのか。以下に例を挙げます。

お客: Could you give us a discount on this?

店主: Actually, it’s already marked down.

 この会話文の意味ですが、お客が「これ、割引してもらえますか?」と求めているのに対し、店主は「いや実はもう値下げしているんです」と答えています。

 mark downは「~を値下げする」という意味の熟語です。主語のitは対象となっている商品を指す代名詞です。it’sはit isの短縮形です。

 it(=商品)は店主によって値下げされる側なので受け身。よって、it is (already) marked downと受動態になっています。alreadyは「もう、すでに」という意味の副詞です。

 また、文頭のActuallyは「いや実は」という意味で、相手の求めに対して、やんわりとNoを示す時に使える副詞です。

 このように、せっかくお店に来てくれた外国人のお客様に対して、値下げをやんわりと断る英語表現を覚えておくと、相手の心証を害さずに済むので、たいへん便利です。

 「オンライン英語教室のUB English」の「接客英会話」では、お店で使える便利で簡潔な英語表現を話せるようになるためのトレーニングを行っています。

 指導経験豊富な日本人英語講師(英語講師歴20年以上)が、わかりやすく、ていねいに解説します。レッスンは「完全マンツーマン」&「完全オンライン」で行います。

 お店で使える便利で簡潔な英語表現を学びたい方、まずはお気軽にお問合せ下さい。レッスン内容等に関する詳しいご相談は「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 なお、2023年12月9日(土)、Amazon Kindleで『ビジネス英会話 5ワード以内で応答する方法③』を発売します。どうぞご利用下さい!