学校英語はTOEICに役立たない?


 TOEICでは、ビジネス英語が主として扱われます。そのせいか、学校(中学校、高校)で習った英語はTOEICには役に立たないという人がいます。

 果たして、本当にそうなのでしょうか。私は、この意見には同意しません。それどころかむしろ、「学校英語はTOEICに役立つ!」という考えです。

 なぜ、そう言えるのか。

 まず、語彙について。TOEICに登場する語彙は基本語が中心で、普段めったに使うことのないような難語は、ほとんど出ません。

 英検1級には、難語が多く登場しますので、学校英語ではカバーし切れない面が多々あります。TOEICはそうではなく、あくまでも基本語がメインです。

 なので、学校で習った単熟語をしっかりと習熟できていれば、TOEICにおいては、内容把握にそれほど苦労することはありません。

 ですので、まずは学校で習った単熟語の知識をしっかりと定着させることが重要です。その上で、ビジネス英語でよく使われる語句の知識を増やしていく。これが、TOEICのスコアに必要なプロセスです。

 英検(学習指導要領に準拠)で言うと、3級が中学卒業レベルで、準2級が高校中盤レベル、2級が高校卒業レベルなので、2級までの語彙をしっかりと習熟すべきです。

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