ライティングでアイデアを出しやすくするには?


 ライティングの評価は、大きく3つの項目から構成されています。「内容」、「構成」、「言語(語彙・文法、綴り等)」の3つですが、中でも重要なのが「内容」です。いくら巧な言葉遣いができていたとしても、cheapな内容だと、総合評価は上がりません。

 文章の中身を濃くするには、書き出す前に良いアイデアを出すことが何より重要です。ライティングは、まずアイデアありき。その上、構成面がしっかりしていて、語彙や文法の精度が高ければ、高評価が得られます。

 ですから、一にも二にも「アイデア」が大事なのですが、その肝心のアイデアが浮かばないという嘆きを、よく生徒から耳にします。「自由エッセイ」のように、時間制約のないものならともかく、英検など、試験時間が決まっているものだと、焦ってしまいますよね。

 「早くアイデアを出さなきゃ」。そう力めば力む程、かえってアイデアは出てこないものです。これは普段の仕事でも同じことが言えます。「企画会議」を開き、「今日は何か画期的なアイデアを出すぞ!」と意気込んで集まった時に限って何も妙案が浮かばないものです。

 逆に、帰宅途中や入浴中などに、ふとアイデアが浮かぶことがあります。実際、山中伸弥教授は、お子さんをお風呂に入れている時にiPS細胞についてのアイデアが浮かんだそうです。それがノーベル賞の元となるアイデアだったと言います。

 このように、アイデアは往々にして、何か別の作業を進めている時に浮かぶものです。とはいえ、試験中にアイデアを出すために、「ちょっと散歩してきます」などといって、試験会場の外に出る訳にはいきません。

 では、どうするか。一つは「試験の冒頭にライティングのお題を見ておく」という手があります。そして、潜在的な部分で、脳にアイデアを考えさせておくのです。その間に、別の問題を解きます。

 例えば英検なら、試験開始早々に、まずライティングのお題を見ておきます。そして、脳に考えさせつつ、大問1の語彙問題、大問2、3の読解問題を解き進めます。その後、ライティングに戻ると、アイデアが出やすいということがあります。

 「オンライン英語教室のUB English」の「英文ライティング添削」では、「アイデアが浮かばない」という悩みを抱える生徒に対して、「アイデア出し」のトレーニングを行っています。ご興味ある方は、お気軽にお問合せ下さい。