英語の授業で生徒の習熟度が上がらない時の対処法


 「生徒の習熟度が上がらない」。英語教師の先生なら、誰しも一度は経験あることではないでしょうか。かく云う私にも経験があります。生徒の習熟度を上げるには、どうすればいいのか。本項では、この件を論じてみたいと思います。

 仮定法や関係詞など、生徒がつまずきやすい項目があります。こういった「苦手意識」を持ちやすい項目で、生徒の習熟度を上げるには、やはり練習量を増やすことが一番です。端的に言うと、練習問題を多く解かせることです。それにより、経験値を上げるのです。

 とはいえ、授業時間数は決まっています。生徒の習熟度が悪いからと言って、授業時間を延長したり、コマ数を増やしたりすることはできません。英語教師は、あくまでも、与えられた時間で成果を上げなくてはなりません。

 では、練習量を増やすには、どうすればいいのか。これには、授業を効率化させる必要があります。授業を効率化させるには、『英語の授業を効率化させるには』の項でも述べたように、授業をパターン化させることです。

 授業の進行における無駄を極限まで減らし、コンテンツを充実させるのです。授業がパターン化されていないと、英語教師はいちいちインストラクションに時間を取らねばなりません。これが「無駄」の温床となります。

 理想は、インストラクションを与えなくても、生徒が勝手に取り組むような態勢を整えることです。毎回、同じパターンで授業を進行させれば、生徒は授業の流れをつかむようになるので、勝手に取り組んでくれるようになるはずです。

 例えば、授業で5つの活動があるとします。そして、それぞれの活動で、インストラクションの時間を1分取るとします。そうすると、インストラクションだけで5分も費やすことになります。たかが5分、されど5分。5分あれば、練習問題を10問は解けるでしょう。

 1回の授業で、練習を10問増やす。週に5回、英語の授業があるとすれば、1週間で50問、解く量を増やすことができます。宿題ではなく、授業だけで50問も上積むことができれば、生徒の習熟度アップに大きく寄与するはずです。

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