何故「NHKラジオ英会話」は挫折する人が多いのか?


 私の生徒で、かつて「NHKラジオ英会話講座」に取り組んだものの挫折してしまったという人が少なくありません。「毎年4月から始めるも、1年やり切ったことがない」と言うのです。

 会社の仕事や学校の勉強が忙しいなどを理由に、ドロップアウトしてしまう。夏頃になると、多くの受講者が「春の気合い」を失っています。この例は「独学の難しさ」を如実に表しています。

 「NHKラジオ英会話講座」に限らず、英語の自習用教材は世の中に溢れかえっています。それにもかかわらず、英語・英会話スクールがなくならない。それは、独学が難しいからに他なりません。独学はスタートが難しい上、継続することも難しい。

 では何故、独学は継続が難しいのか。その理由は、モチベーションの維持が学習者一人にかかっているからです。一人だと誰かに刺激を与えてもらったり、鼓舞してもらったりすることもできません。

 一方、通学した場合、団体授業ならクラスメートから刺激を受けることがあります。「あの人、よくできるよなぁ。自分ももっと頑張らなきゃ」といった具合に。

 また、マンツーマンでのレッスンの場合は、講師が生徒の様子を見て、褒めてくれたり、激励してくれたりすることもあるでしょう。それによって、「よ~し、もっと頑張ろう!」と思うこともある。或いは、講師の姿を見て、「自分もあんな風になりたい」と思うこともあるかもしれません。

 いずれにせよ、「独学」はよほど堅固な意志を持っていない限り、成功しにくいと言えます。確固たる目標があり、学習方法も熟知している。そして、周囲の環境に左右されずに継続できる「強固な精神力」が必要です。「NHKラジオ英会話講座」を完遂する人は、よほどタフな人だと言えましょう。

 その自信がないという方は、誰かに頼った方がいい。そうでないと、なかなかスタートが切れません。また、仮に首尾よくスタートを切ったとしても、先に挙げた理由から長続きせずに終わる可能性が高いと言えます。

 私は英語講師を約20年務めてきて思うのは、「生徒を教え導く」のが講師の務めだということです。言語面における技術的な「教え」に加えて、生徒を正しい方向へと「導く」。一人では心細い。続ける自信がない。そう思われる方は、私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」に、お気軽にお問合せ下さい。