「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法(6)【動名詞編②】


 「英語は初心者レベルなんですけど、最近、急に仕事で英語が必要になりまして」と言って、私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「ビジネス英語コース」を受講する方が少なくありません。

 そんな方には、「学校英語」で習ったことをおさらいしながら、同時に、ビジネスの場面で使える英語表現を学んで頂いております。本項では、「学校英語」の必須項目の一つでもある「動名詞」を「ビジネス英語」に活かす方法を解説したいと思います。

 そもそも、「動名詞」とは何か。前項の『「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法(5)【不定詞編】』でも述べたように、英語では、一つの文の中に、動詞の原形を2つも、3つも並べることはできません。そこで、後に来る動詞の形を変える必要があります。

 「動名詞」とは、動詞の語尾に「ing」を付け、名詞化したものです。例えば、I enjoy riding a bicycle to work.「私は自転車通勤を楽しんでいます」という文。本動詞enjoyの後にride「~に乗る」という動詞が続いていますが、形は「ing形」。これが「動名詞」です。

 前項の『「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法(5)【不定詞編】』で挙げた例で、I need to return to the office. という文がありましたが、この中の「to return」は「不定詞」です。

 needは「不定詞」を目的語にとる動詞であるのに対し、enjoyは「動名詞」を目的語に取る動詞です。このように、「不定詞」か「動名詞」かは、本動詞(述語動詞)によって決まります。

 「動名詞」はこの他、主語になることもあります。例えば、Conducting a customer survey is important.「お客様調査を行うのは重要だ」。conduct「~を行う」を「動名詞」にすることで、「Conducting a customer survey」が主語になっています。

 この他、前置詞の後に動詞を続ける際にも「動名詞」を用います。例えば、Mr. Tanaka is good at entertaining our clients.「田中さんは、顧客をもてなすのが得意だ」。動詞entertain「~をもてなす」を前置詞atの後に置くので「動名詞」にしています。

 このように、「学校英語」をきちんと理解すれば、「ビジネス英語」でも使いこなせるようになります。ビジネスで英語を使うために「学校英語」をきちんと習いたい方、「オンライン英語教室のUB English」まで、お気軽にお問合せ下さい。英語初心者も歓迎の「ビジネス英語コース」をご用意しております。