「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法(11)【進行形編】


 仕事で英語を使いこなせるようになるには、中学や高校で習った、いわゆる「学校英語」をしっかりとマスターすることが肝要です。何故なら、「ビジネス英語」は「学校英語」の延長線上にあるものだからです。

 当ブログの『「学校英語」を「ビジネス英語」に活かす方法』シリーズでは、「学校英語」で習う項目を採り上げ、それを「ビジネス英語」に活かす方法を解説しています。本項では、「進行形」を採り上げます。

 「進行形」には、幾つかの役割がありますが、本項では、2つの役割を採り上げます。その2つの役割とは、①「動作の進行」と、②「確定的な予定」です。以下に、例文を挙げながら解説していきます。

 まず、①「動作の進行」。例えば、I’m working on the project right now.「今、私は例のプロジェクトに取り組んでいるところです」。このように、「今、瞬間的に行っている動作の進行」を表す際に、進行形(be動詞+一般動詞の「ing」形)を用います。

 上の例文は「現在進行形」ですが、「進行形」は「過去時制」でも用いることができます。例えば、I was talking with another client on the phone when Mr. Hashimoto came to my office. 「橋本さんがうちの事務所に来た時、私は電話で別のお客様と話をしていた」。

 この文は、「過去進行形」と言います。「現在進行形」が「今、この瞬間の動作の進行」を表すのに対して、「過去進行形」は「過去の一点における動作の進行」を表します。尚、「未来進行形」というのもありますが、本項では割愛します。

 次に、②「確定的な予定」です。例えば、A: I’m leaving for Fukuoka tomorrow. B: How long will you stay there? 「A:明日、福岡に向けて出発します」、「B:そこにどれくらい(の期間)滞在する予定ですか?」。

 Aの文末にtomorrow「明日」という未来を表す語句があります。ですので、時制は「未来形」のはずですが、「am leaving」という「現在進行形」を使っています。このように、「現在進行形」は、「今」だけでなく「確定した近未来の予定」を表す役割も担っています。

 如何でしたか? 「オンライン英語教室のUB English」の「ビジネス英語コース」では、英語初心者でも対応できるように、「学校英語」をおさらいしながら、仕事で英語を使いこなすためのトレーニングを行っております。ご興味ある方は、お気軽にお問合せ下さい。