英語教師の英語勉強法②(英語表現のストックを増やすには)


 英語教師といえども、英語が完璧という人は、恐らく皆無でしょう。とはいえ、英語教師を生業とする限りは、英語表現をできるだけ多く知っておきたいところです。

 では、英語表現のストックを増やすには、どうすればいいのか。

 私が薦めるのは、「英語で書かれたあらゆるものを教材にし、そこで使われている英語表現を盗む」というものです。

 英語学習用に作られた英語教材はもちろんのこと、新聞、雑誌、ホームページ、ブログ、ツイッターなど、英語で書かれたものなら何でも「教材」になり得ます。

 通常、英文を読む目的は、書かれている内容を理解することにあります。

 しかし、英語表現のストックを増やすことを目的とする場合、単に「読んで、理解して終わり」とするのではなく、「何か使えそうな英語表現(言い回し)はないかな」と思いながら読むようにします。

 そういった意識で英文に触れると、今までとは少し違った感覚になります。「あ~、なるほど、こういう言い回しがあるんだな。よ~し、もらっておこう」と。

 学生時代、英語を読む目的は「とにかく試験で良い点数を取ること」だったと思います。だから、いかに素早く、質問の答えを本文中から見つけ出すか。そのことしか頭になかったのではないでしょうか。

 しかし、試験問題で使われるarticleは、たいていが「良文」です。つまり、良い英語表現が満載な訳です。

 ところが、それを読む目的が「問題に正答すること」だけだったため、そこから英語表現を盗むという意識が欠けていたのです。

 つまり、英語表現のストックを増やす貴重な機会を捨てていた、ということです。今にして思えば、「何てもったいないことをしていたんだ!」という思いになりますよね。

 でも、学生時代は、迫りくる試験に対処しなければならない環境だったため、それは致し方ないことだったと言えます。

 今からでも決して遅くはありません。英語で書かれたあらゆるものを教材とし、そこから英語表現をどんどん盗もうではありませんか。

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