TOEICによく出る文法問題①


 TOEICのパート5や6では、文法の知識を問う問題が幾つか出題されます。では、具体的にどんな問題が出るのか。以下に、TOEICによく出る文法問題の例題を挙げます。

<例題>

APM Corporation has steadily been growing ever since Ms. Sorento (     ) office as CEO of the company.

(A) had taken

(B) has taken

(C) takes

(D) took

 この文の意味は、「Sorento氏が最高経営責任者に就任して以来ずっと、APM社は着実に成長し続けている」です。

 この問題、選択肢を見ると、「時制」の問題だとわかります。ポイントは前半の節にあります。

 前半の節の時制は、has been growingと、現在完了進行形になっています。そして、ever sinceは「~以来ずっと」という意味の接続詞です。

 現在完了進行形は、過去のある時点から現在に及ぶ行為を指します。よって、後半の節(ever since以降)の時制は、過去単純形になります。従って、正解は(D) tookです。

 この問題で、(B) has takenを選ぶ方が少なくありません。その理由は「時制の一致」との混同です。

 「前半の節が現在完了形なので、後半の節も時制を揃えて現在完了形にしなくてはならない」と考えるようです。しかし、ここでは、時制の一致は適用されません。

 むしろ、現在完了形の型(S1 have V1pp [ever] since S2 V2p.「S2がV2して以来[ずっと]S1がV1している」)を覚えておく必要があります。

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