TOEICで500点を獲るのに必要な語彙力とは④(名詞)


 TOEICで500点を獲るには、一にも二にも、単語の知識を増やすことです。では、具体的にどの程度の語彙力が必要なのかを以下に例題を挙げながら、ご紹介いたします。

(例題)The owner of the restaurant seems to be disappointed because the sales results did not come up to his (     ).

(A) accounts   (B) expectations   (C) possibilities   (D) terms

 選択肢には、4つの異なる名詞が並んでいます。また、空所が文末にあることから、直前の動詞の目的語になっていることがわかります。

 直前の動詞とは、come up toです。come up to one’s Nで「(人の)Nに応じる、応える、沿う」といった意味になります。

 選択肢の意味は、(A) account「口座、会計」、(B) expectation「期待、予想」、(C) possibility「可能性」、(D) term「期間、用語、条件」です。

 さて、come up toの目的語に相応しい名詞はどれか。正解は、(B) expectationです。come up to one’s expectationsで「(人の)期待に応える」です。

 このように、選択肢に名詞が並んでいる場合、正解となる語が、空所直前の動詞の目的語になることがよくあります。ですので、選択肢の単語(名詞)および、空所直前の動詞の意味さえわかれば、それだけで問題を解けてしまう可能性が高いと言えます。

 つまり、全文をじっくり読まなくても解ける、ということです。逆に言うと、選択肢の単語の意味、もしくは空所直前の動詞の意味を知らなければ、全文を訳しながら読んでも、正解の選択肢を選べる確率は低いでしょう。

 単語の意味を知っていれば、素早く、かつ正確に解くことができる。そうでなければ、時間がかかる上、正解できない。だからこそ、TOEICで500点を獲るには、語彙力をアップさせることが重要なのです。

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*例題の意味は、「そのレストランのオーナーは、売上の結果が彼の期待に沿うものではなかったので、がっかりしているようだ」です。