英検2級の大問1によく出る英単語①(decline)


 英検2級は、3級や準2級と比べて、語彙のレベルが格段にアップします。また、単語数も多くなります。つまり、それだけ覚えるのに苦労する、ということです。

 とはいえ、英検は元来、語彙を重視する試験なので、語彙力強化は避けては通れません。そこで、どうにか工夫しながら、英検2級の大問1によく出る英単語を覚えたいものです。

 では、どうすればいいのか。私がお薦めしているのが、語源を知り、その単語が持つ概念をつかむことです。

 例えば、decline。これは、英検2級の大問1によく出る英単語の一つです。意味は「~が減少する、低下する」です。この他、「~を(丁重に)断る」という意味もあります。

 一つの単語なのに、何でそんなに違う意味があるのか。不思議ですよね。でも、根っ子の部分では、つながっているのです。

 では、ここで、declineの語源を見てみることにしましょう。接頭辞de-は「否定」を表します。語幹clineはlean「傾く」を意味します。

 マイナスの方向へと傾く。つまりは、「~が減少する、低下する」です。語源が持つ意味、そのままですね。

 では、もう一つの語義である「~を(丁重に)断る」はどうか。これには、ちょっとした想像力を働かせる必要があります。

 誰かからの誘いを断る時、皆さん、どうしますか?特に仕事のオファーを断るなど、丁重にお断りする時です。

 恐らく多くの方が、「すみません」と言って、頭を下げるのではないでしょうか。そう、「頭が下に傾く」→「~を(丁重に)断る」です。

 ちなみに、語幹clineは、他の単語にも見られます。例えば、recline。これには「~にもたれる、横たわる」といった意味があります。

 この他、「(椅子の背が後ろに)傾く」という意味もあります。reclining seat「リクライニングシート」は、背が後ろに傾く椅子のことですよね。

 reclineの接頭辞reにはback「後方へ」の意味があります。そして、語幹clineはlean「傾く」。つまり、「後ろに傾く」=「recline」という訳です。

 如何でしたか。英検2級の大問1によく出る英単語のdeclineが持つ意味。イメージできましたか?

 一度、自分の中で、単語が持つ意味合いをイメージができると、覚えやすくなり、記憶が定着しやすくなります。

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