英検2級対策④(語彙:単熟語の同義語をセットで覚えよう!)


 「単熟語を制する者が、英検を制する」。こう言っても、過言ではないほど、英検合格を目指す上で、語彙力強化は必要不可欠です。

 「英検を受けてみよう!」。そう思い立ったら、真っ先に単語集を購入しましょう。英検2級なら、英検2級用の単語集があります。

 それを買って、とにかくひたすら単熟語を覚える。そして、収録されている単熟語のうち8割で、見出し語を見た瞬間、訳語を即答できる状態を作り上げます。

 それができれば、今度は、単語と熟語の同義語をセットで覚えるようにします。英検2級対象語彙の中で、単熟語の同義語には、どういったものがあるか。

 以下の例文をご覧下さい。

My proposal to sell our goods overseas has been rejected by the board of directors.

 この文の意味は、「海外で我が社の商品を販売するという私の提案は、役員会によって却下された」です。

 これは、大問3のメール問題に含まれる可能性のある一文です。そして、What happened to the man’s proposal?「男性の提案はどうなったか?」という質問が出されます。

 この問いに対する正答の選択肢は、It has been (t     )(d     ). です。さぁ、この空所には、どういった語句が入るか。

 この正答の選択肢の意味は、「それは却下された」です。つまり、空所に入る語句は、先の例文のreject「~を却下する」と同義の熟語が入る、ということです。

 rejectと同義の2語熟語で、頭文字がtとd。もう、お分かりですか? 正解は、turn downです。ただ、正答の選択肢は受動態なので、空所にはturned downが入ります。

 It has been turned down.「それは却下された」が、正解の選択肢となります。本文で使われたrejectを、それと同じ意味を持つ熟語turn downに言い換えたのです。

 こうした「言い換え」が、英検2級(他の級も同様ですが)の読解問題やリスニング問題では、非常に多く使われます。

 よって、英検2級の試験で正答率を上げるには、こうした「言い換え」に強くなる必要があります。

 「言い換え」に強くなる。その一つの方法が、単語と熟語の同義語をしっかりと覚えることです。

 では、英検2級対象語彙の中で、単語と熟語の同義語は、「reject=turn down」以外に、どういったものがあるか。

 例えば、「参加する」という意味の動詞participate。これは、自動詞なので、「~に参加する」という場合、「~に」に相当する前置詞inを伴います。

 このparticipate (in)と同義の熟語で、take part inという3語熟語があります。「participate in = take part in」。これをセットで覚えるようにしましょう。

 この他、「~に似ている」という意味の動詞resemble。これと同義の熟語ではtake afterがあります。「resemble = take after」。これもセットで覚えましょう。

 「オンライン英語教室のUB English」の「英検対策」では、英検2級によく出る単語と熟語の同義語の習得をサポートするためのトレーニングを行っております。

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