英検１級によく出る英単語の一つにulteriorがあります。これは「隠れた、表に現れない、向こうの」といった意味を持つ形容詞です。以下に例文を挙げます。
（例文）She helped us out of the sheer goodness of her heart. I don’t think that she has any ulterior motives.
この例文の意味は、「彼女は全くの親切心から我々を助けてくれたのであって、何か下心があった訳ではないと思う」です。
このように、ulteriorの後にはmotive「動機」が続くことが多く、ulterior motive「隠れた動機、下心」という形でよく使われます。
ですので、英検１級大問１の問題で、選択肢にulteriorがあり、空所の後にmotiveがあれば、迷わずulteriorを選びましょう。
さて、このulterior。語源を辿ると、ultra-「超」（＝that is beyond）の意味を持つことがわかります。
実際、ulteriorには「向こうの」という意味があります。それが転じて「目に見えない、隠れた」といった意味を持つようになったと考えられます。
英検１級に合格するには、言うまでもなく、多くの英単語を暗記しなくてはなりません。よって、単語集を活用する方も多いかと思います。
その際、単に英単語と訳語を機械的に覚えるのではなく、先に挙げたulterior motiveなど、相性の良い語句との組み合わせを覚えると、大問１の問題に正答しやすくなります。
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