getとobtainの違い


 getとobtainは共に「~を手に入れる」という意味を持つ動詞です。この2つの動詞、意味はほぼ同じですが、用法に違いがあります。

 以下の4つの文のうち1つだけ「文法上不可」の文があります。さて、どれでしょう?

①Could you get me that book?

②Could you get that book for me?

③Could you obtain me that book?

④Could you obtain that book for me?

 文の意味はいずれも「あの本を私に買ってくれませんか?」です。getもobtainも「~を手に入れる」ですが、ここでは「(人)に(物)を買ってあげる」という意味になります。

 この「(人)に(物)を買ってあげる」という意味で用いる場合、getはbuyと同じ使い方ができます。

 つまり、「SVOO可」ということです。なので、①はOKです。また、getはbuyと同じように、「get 物 for 人」の形を取ることもできます。よって、②もOKです。

 同じくobtainも「obtain 物 for 人」の形を取れますので、④もOK。但し、obtainは「SVOO不可」です。よって、正解(=文法上不可)は、③です。

 このように類語であっても、用法が異なるケースはままあります。この点をしっかりと抑えておかないと、間違った英文を書いてしまう恐れがあります。

 「オンライン英語教室のUB English」の「英文ライティング添削」では、正しい語法を身に着けるためのトレーニングを「完全マンツーマン」で行います。

 指導経験豊富な日本人英語講師(英語講師歴20年以上)が「完全オンラインレッスン」で、わかりやすく、ていねいに指導します。

 ご興味ある方、まずはお気軽にお問合せください。レッスン内容などに関する詳しいご相談は、「無料個別カウンセリング」にて承っております。

 なお、本日[2022年10月1日(土)]、Amazon Kindleで『英語類語表現の使い分け③』を発売します。どうぞご利用下さい!