TOEIC対策に「シケ単」は有効か?


 久々に英語を学び、TOEICを受けようという時、「果たして何をすればいいのか?」と勉強方法に悩む方が少なくないようです。

 「単語も忘れてしまっているし・・・」ということで、とりあえず学生時代に使っていた「シケ単」(=試験によく出る英単語)を引っ張り出して取り組もうとする方もいます。

 さて、このシケ単。果たして、TOEIC対策には有効なのでしょうか。

 これについて、私の見解は「半分Yes、半分No」です。何とも中途半端な答えで恐縮ですが、その理由をご説明したいと思います。

 そもそもシケ単は、大学受験用に作られた単語集です。つまり「試験によく出る英単語」の「試験」とは、暗に大学入学試験を指している訳です。

 では、TOEICがどういう試験かと言うと、ビジネスにおける英語のコミュニケーション能力を測ることを目的としたものです。

 ですので、TOEICによく出る単語は、proposal「提案」やcontract「契約」、headquarters「本社」など、仕事に関するものが多いのです。

 一般の受験生(高校生や浪人生)を対象とした大学入試と、ビジネスパーソンを対象としたTOEIC。

 試験の主旨が異なるため、前者を対象に作られたシケ単は、TOEIC対策用には、必ずしも最適とは言えません。

 とはいえ、「基本を抑えておく必要がある」という点では、大学入試もTOEICも同じです。

 その意味で、シケ単に載っている単語を覚えることは、TOEICにおいても、一定程度、有効に機能すると思われます。

 よって、『TOEIC対策に「シケ単」は有効か?』との問いに対する私の答えは、「半分Yes、半分No」ということになります。

 私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「TOEIC対策」では、久々に英語に取り組むという方に、基本を抑えつつ、TOEICに有効な対策を講じます。

 レッスンは「完全マンツーマン」なので、「こんなこと今更聞けないよ」ということも、遠慮なく講師にご質問頂けます。

 指導経験豊富な日本人英語講師(英語講師歴20年・TOEIC満点)が、どんなご質問にも喜んでお答えします(*英語に関して、ですけどね[笑])。

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