TOEICによく出る後置修飾する形容詞とは?


 TOEICでは、形容詞の語法を問う問題が、しばしば出題されます。以下に、例題を挙げます。

(例題)

The clerk of the box office says that there are no vacant seats (     ) in a consecutive row for tonight’s show.

(A) acceptable

(B) available

(C) current

(D) possible

 (A)~(D)、4つの選択肢はいずれもTOEICによく出る形容詞です。この問題のポイントは、空所の位置です。形容詞は名詞を修飾する品詞で、通常、名詞の前に置かれます。

 ところがこの問題、空所の後は前置詞のin。名詞ではありません。では、被修飾語である名詞はどこにあるかと言うと、空所の直前。つまりは、seats「座席」です。

 このように、後置修飾(=名詞の後ろに置き、後ろから前の名詞を修飾する)の形をとる形容詞が、4つの選択肢のうちのどれか、という問題です。

 正解は、(B) available「空いている、利用できる」です。4つの選択肢のうち、availableだけが後置修飾します。

 あとの3つは、前置修飾する形容詞です。それぞれの意味は、(A) acceptable「受け入れ可能な」、(C) current「現在の」、(D) possible「可能な、可能性のある」です。

 この問題、意味で解こうとすると、どれも良さそうに見えますよね。ですので、これは、「意味」ではなく「語法」の知識を生かして解く問題だということです。

 問題文の意味は、「今夜のショーは、横並びで取れる席はないと、切符売り場の係員が言っている」です。

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