接尾辞「-ly」が付くと副詞。こう思い込んでいませんか?
確かに、語尾に「-ly」が付くと副詞が多いですよね。でも、これはあくまでも形容詞の語尾に「-ly」が付いた場合に限ります。
例えば、final「最終的な」(形容詞)+「-ly」=finally「最終的に」(副詞)やquick「すばやい」(形容詞)+「-ly」=quickly「すばやく」(副詞)など。
しかし、名詞の語尾に「-ly」が付くと、副詞ではなく形容詞になります。
例えば、friend「友人」(名詞)+「-ly」=friendly「友好的な」(形容詞)やcost「費用」(名詞)+「-ly」=costly「費用のかかる~、高価な」(形容詞)など。
よって、TOEICなどのテストで、以下のような問題が出た時には注意が必要です。
The reconstruction of the office building would be so ——- that partial renovation is under consideration.
(A) cost (B) costing (C) costliness (D) costly
選択肢にはcostの派生語が並んでいます。つまり、これは品詞問題です。品詞問題を解く時は、空所の前後で判断します。
空所の前には副詞のso、更にその前にはbe動詞があります。ということは、空所にはbe動詞の補語となるもので、かつ副詞からの修飾を受ける形容詞が入ります。
よって、正解は(D) costly「高価な」です。他の選択肢はそれぞれ、(A) cost「費用」(名詞)、「~の費用がかかる」(動詞)、(B) costing「見積り」(名詞)、(C) costliness「高価」(名詞)です。
この文の意味は、「オフィスビルの建て替えは、かなり費用がかかるので、部分的な改修を検討中だ」です。
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