英語講師が授業で間違ったことを教えないようにするには


 英語講師を生業とする先生方の多くが、これまで多大な時間と労力をかけて、英語習得に励んでこられたと思います。実際、「自分はこれだけ英語を勉強してきた!」といった自負をお持ちかと思います。

 ですので、先生方のこれまでの努力には敬意を払います。しかし、「完全無欠の英語講師」はこの世に存在しません。「弘法も筆の誤り」と言うように、どれだけ優秀な英語講師であっても「思い違い」をすることはあります。

 「自分は正しい!」という思いを強く持っていると、「思い違い」を修正しようとせず、間違ったことを教え続けてしまうかもしれません。間違いに気付いた時には、既に10年が経過していた、などといったことも起こり得ます。

 例えば、生徒30名のクラスを3~4コマ担当していると、1年間で約100人の生徒に教えることになります。それが10年となると、教え子の数は1000人にも上ります。1000人もの生徒に間違ったことを教えていたとなると、取り返しがつきません。

 授業中、誰かが監督している訳ではないので、教室内では、英語講師が絶対的な存在となります。英語講師の間違いに気付いて指摘する生徒など、そう多くはありません。それだけに、英語講師の責任は重いと言えましょう。

 もっとも、意図して間違ったことを教えようとする英語講師はいません。多くの場合、意図せず起きることです。それは、英語講師のちょっとした「思い違い」から来るものです。

 授業で間違ったことを教えないようにするには、「思い違い」をなくす努力を英語講師自身がしなくてはなりません。それには、「日頃のメンテナンス作業」が重要です。すでに知っていることであっても、時折、辞書や参考書などで調べるべきでしょう。

 そうすると、「あっ、そうだったか!」といった「気付き」が得られるかもしれません。その「気付き」が早ければ、授業で間違いを早く修正できます。「先週の授業でAと言ったけど、実はBでした。訂正します」と、速やかに対処すれば、大きな問題にはなりません。

 英語講師には、日々のメンテナンス作業が必要。そのことを頭では理解しつつも、忙しくてサボり気味。そんな英語講師の先生方を対象に、「オンライン英語教室のUB English」の「Teacher trainingコース」では、「英語の復習」の機会を定期的に設けております。ご興味お持ちの英語講師の先生方、まずはお気軽にお問合せ下さい。