「言及する」を英語で何と言うか。和英辞典を引くと、mentionとreferの2つの動詞が載っています。
でもこの2つ、全く同じかと言うと、そうではありません。使い方に若干違いがあります。以下の例文をご覧下さい。空所には、mentionとreferのどちらが入るでしょう?
The CEO of Kite Corporation did not ( ) the possibility of a merger with another company during the press conference.
文の意味は「Kite社の社長は、記者会見中、別の会社との合併の可能性に言及しなかった」です。
空所の後を見ますと、the possibilityと、名詞が続いています。つまり、これが空所に入る動詞の目的語です。
と言うことは、空所には他動詞が入るということになります。よって、正解はmentionです。mentionは「~に言及する」という意味の他動詞です。
一方、referは「言及する」という意味の自動詞です。よって、その後に「~に」に相当する前置詞toが必要です。つまり、「mention = refer to」だということです。
このように、英語には多くの類語が存在するものの、用法に違いがあるケースがままあります。これらは個別に学習し、正しい用法を身に着ける必要があります。
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