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英語でのディスカッションを活性化する方法

 私は、米国カレッジや英国大学院に留学中、グループディスカッションに参加することがよくありました。『英語でのディスカッションで心掛けるべきこととは?』の項でも述べたように、欧米人は概して、積極的に自分の意見を述べる傾向があります。

 とはいえ、ディスカッションが、毎回盛り上がる訳ではありません。ネタによっては、ほとんど意見が出ず、沈黙の間があったり、雑談になってしまったりすることも、しばしばあります。

 せっかくのディスカッションの場で、何ら建設的なアイデアが生まれず、単なるおしゃべりで終わらせてしまっては、時間がもったいないですよね。では、どうすれば、ディスカッションを活性化させられるか。

 英語でのディスカッションを活性化する方法の一つが「発問」です。ディスカッションの際、最初の人が意見を述べた後、周囲が沈黙してしまうことがあります。特に、日本人同士のグループディスカッションでは、よく見られるパターンです。

 この時、その意見に対して、何かしらの質問を投げかけると、膠着したディスカッションが動き出すことがあります。例えば、Aさんが、I think consumption tax should be raised again.(消費税を再び上げるべきだと思う)と、意見を述べたとします。

 その際、Bさんが、By what percent?(何%?)とか、Why do you think so?(何故、そう思いますか?)などといったfollow-up questionsを投げかける。そうすると、AさんがTo improve welfare.(福祉を改善するために)などと答える。

 そうすると、Cさんが、Why do we need to improve welfare?(何故、福祉を改善する必要がありますか?)などと質問する。その際、Dさんが、Because we have a lot of elderly people.(高齢者が多いから)などと答える。

 最初のAさんが発した意見に対して、Bさんが質問したことで、それまで黙っていたCさん、Dさんまでもが発言するようになる。つまり、一つの質問が、ディスカッションを活性化させたということです。

 「オンライン英語教室のUB English」の「ディベート&ディスカッション」講座では、英語でのディスカッションを活性化するための表現方法を学び、実際のディスカッションで使えるよう、トレーニングを行います。ご興味ある方は、お気軽にお問合せ下さい。