英検1級ライティングは、あるお題に対して、Yes/No, Agree/Disagreeを表明し、それをサポートする意見を200~240ワードで書かねばなりません。
筆記試験100分のうちライティングにどれだけ時間をかけるかは受験者の任意ですが、読解問題などとの兼ね合いを考えると20~30分程度が妥当かと思います。
20~30分で200~240ワード。普段、英文エッセイを書き慣れていないと、決して楽ではありません。
ただ、英検1級を受験しようという方は、概して高い英語力を有しています。ですので、語彙や文法については、それほど心配しなくてもいいはずです。
では、英検1級ライティングで最も大事なことは何か。それは「瞬時にアイデアを出すこと」です。これができるかどうかが、成否のカギを握ります。
私が推奨する英検1級ライティングの時間配分は25分で、その内訳は「発案3分+書き20分+見直し2分」です。つまり、お題を見て3分でアイデアを出すということです。
お題を見た直後にYesならYesの、NoならNoの理由を3つ、それを3分で出す。慣れないうちは、けっこう大変です。
実際、私の生徒さんでも、最初はアイデアが浮かばず苦戦する方が少なくありません。そこで私は、生徒さんに日頃から社会問題に意識を向けるよう、薦めています。
世の中には、様々な社会問題があります。そして、各問題の解決策には、プラス、マイナス両面があります。
例えば、エネルギー問題。比較的安価で、かつ安定的にエネルギーを供給できるものとして長らく原子力が使われてきましたが、原子力には放射能漏れの危険性を孕んでいます。
かと言って、原子力の使用を減らし、石炭の使用を増やすと、放射能の危険度は下がるものの、二酸化炭素の排出量が増えてしまいます。また、環境に優しい代替エネルギー源を開発するには、多大なコストがかかります。
このように、社会問題の解決策には一長一短があります。そういったことを日頃から意識しておくと、英検1級ライティングのアイデア出しに効く可能性があります。
私共が運営する「オンライン英語教室のUB English」の「英検1級対策」では、語彙や文法だけでなく、アイデアの出し方を含めた内容面や構成面にまで突っ込んだライティングの総合力を高めるためのトレーニングを「完全マンツーマン」で行っています。
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